① ドールの肌に裂けが発生した場合には、まずは切り口の表面を軽く洗浄し白いタオルで拭き取って下さい。

② その後切り口を指で軽く開いてその中にドール専用の接着剤を筆などを用いて塗ってください。

③ 次に切り口同士を綺麗に接着させて下さい。

④ 最終の仕上げとして綺麗に接着後は肌の表面にも接着剤を筆で薄く塗って完了になります。

使用頻度に関わらず、ドールの経年劣化はございます。最も影響が出てしまう部分が、肌等の材質部分となるでしょう。肌部分の材質が擦れたり割けたりすることにより、ラブドールが壊れていってしまうということは良くあることですので、補修をしてできるだけ壊れないようにメンテナンスしてあげることが望ましいでしょう。通常考えがちなものが、熱処理をして劣化部を補修しようという対応方法です。こちらは、ラブドールの材質などによっても有効な場合もありますが、簡単に作られているものでない昨今のラブドールでは、誤った対応方法をとってしまうことが大半です。自ら熱処理により劣化部を補修しようとすると、何とか補修ができたとしても、劣化部が黒ずんだりと上手く行かないばかりか状況が悪化してしまうなんてことも考えられます。当社が推奨する補修方法としては、専用の接着剤を用いた補修方法を推奨しております。接着剤を使用することにより、劣化部や断裂部をつなぎ合わせることも容易です。また、材質に合う接着剤を用いることにより、補修部に上塗りを重ねて凹凸の少ない滑らかな手直しも可能です。手順は当ページで説明している通り、補修部を綺麗に掃除した後に、断面部などに接着剤を塗り込みつなぎ合わせます。最後に、上部より上塗りを重ねて綺麗に仕上げれば完了です。ラブドールを所有している方であれば、一度は補修を行ったことがあると思いますが、ラブドールもメンテナンスが必要な消耗品です。世間一般のゴム素材とは少し違いますが、同じように時間と保存環境によって、材質は日々弱っていってしまうものです。購入者ご自身で補修を試みることも良いですし、購入元の会社に相談してみるのも良いでしょう。少しでも長くご愛用頂くために、メンテナンスの意識は非常に重要なものとなりますので、この機会に頭に入れておくと良いかもしれません。